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【DIY】雨水タンクの設置方法【アクアタワー】

自宅に雨水タンクを設置したので設置方法と必要物、注意点などをご紹介します。

今回設置したのは雨水貯留・貯水タンク『アクアタワー』です。

前回の記事で、雨水タンクのメリットや選び方、補助金の申請について書きましたのでそちらもあわせてご覧ください。↓

写真付きで細かく説明しているので工程が多く見えますが、1つの工程が簡単なので慣れれば30分で完成します。

まずは雨水タンク設置に必要なものから紹介します。

雨水タンク【アクアタワー】に付属されているもの

アクアタワーを購入すると付属されている部品・道具からご紹介します。

(付属されているので、別途購入の必要はありません。)

アクアタワー以外の雨水タンクを購入されている方は、必要に応じてご用意ください。

①雨水タンク本体(アクアタワー)

②集水器

③ドレンキャップ&蛇口付きキャップ

④本体転倒防止のチェーン・フック・ビス(外壁用)

⑤防藻ホース&ホースバンド

⑥カッターのこぎり・メジャー・軍手

①雨水タンク本体(アクアタワー)

タンクの画像

タンク容量が200Lなので結構大きいです。梱包されている段ボールも大きいです。

②集水器

集水器の画像

左側の白っぽい色の部品です。

プラスチックで出来ており、切り取った雨どい部分に嵌め込んで使用します。

アクアタワーの付属の集水器は汚れた水と綺麗な水を分流できるので、『分流器』とも言います。

③ドレンキャップ&蛇口付きキャップ

ドレンキャップの画像

アクアタワー本体に排水用の穴が上部に1つ、出水用の穴が下部に2つあります。

その部分にキャップを付け水が抜けるのを防いだり、蛇口を取り付け出水します。

④本体転倒防止のチェーン・フック・ビス(外壁用)

チェーンの画像

アクアタワーは本体が縦長なので転倒防止のために使用した方が良いです。

転倒の恐れがなさそうな雨水タンクを購入されている方は必要ありません。

チェーンの線径は3㎜、長さは150㎝あります。

⑤防藻ホース&ホースバンド

ホースの画像
ホースの接続部の画像
ホースの切断面の画像

集水器とアクアタワーをつなげるホースと、ホースを固定するホースバンドです。

付属品のホースは内径15㎜、長さは100㎝です。

雨どいから本体までの長さが100㎝以上の場合は、同じ内径の防藻ホースをご用意ください

私は設置したアクアタワーの1基が雨どいから400㎝離れていたので、別で防藻ホースを購入しました。

(付属のホースは説明書には『防藻』の表記はありませんが、ホース内部に防藻特有の黒いゴム加工がされているので、防藻ホースで間違いないかと思います。)

⑥カッターのこぎり・メジャー・軍手

カッターとメジャーの画像
軍手の画像

楽天でアクアタワーを購入した際に別で付属していました。

(私の場合は別便で郵送されてきました。)

カッターのこぎりは雨どいを切るためメジャーは集水器の取り付け位置を測るために使用します。

手を切創する恐れがあるので、軍手をつけて作業した方が良いですね。

(私はつけ忘れていました。汗)

設置に必要なその他の道具

アクアタワー(他雨水タンク)を設置するにあたって必要な道具が他にもあります。

全て必須ではないですが、必要に応じてご用意ください。

①マスキングテープ ※必須

②はさみ ※必須

③ドライバー ※必須

④コンクリートブロック(架台)

⑤電動ドリル・3㎜ドリル刃

⑥シリコンコーキング(外壁用)

⑦下地探し

⑧脚立

⑨結束バンド

①マスキングテープ ※必須

マスキングテープ使用中の画像

雨どいを切る際に目印として使用します。目印ができればマスキングテープではなく他のもので代用してもOKです。

マスキングテープは100均の物で十分です。

②はさみ ※必須

はさみ使用中の画像

集水器と雨水タンクをつなぐホースを切るのに使用します。

切れれば何でもいいです。

ホースは弛みがあると上手くタンク内に集水できないので、ホースをちょうど良い長さにカットする必要があります。

③ドライバー ※必須

ドライバー使用中の画像

ホースバンドを閉めるのに使用します。

④コンクリートブロック(架台)

コンクリートブロックの画像
タンクの蛇口の画像

アクアタワーは本体につける蛇口の位置で使用できる水量が変わります。

上部の赤丸に蛇口をつけた場合は150L、

下部の青丸に蛇口をつけた場合は最大の200Lの水が使用できます。

せっかく大きいタンクなので、200Lの下部を使用することをオススメしますが、

架台無しだと地面に蛇口が付いてしまいます

なので架台を設置しタンクを底上げする必要があります。

私はコンクリートブロックを2段重ねて30cmの高さを出しました。

タンクの寸法が、幅500㎜×奥行550㎜ありますので、(※蛇口部分含む)

タンクが十分に乗るサイズの架台を設置しましょう

(上部の150Lの蛇口を使う場合は架台無しでもOKです。)

⑤電動ドリル・3㎜ドリル刃

電動ドリルの画像

アクアタワーに転倒防止のチェーンを取り付けるために、外壁に穴を開ける必要があります

チェーンの取り付けは絶対ではないですが、タンク内の水が空になってくると転倒する可能性は十分あるので、チェーンの取り付けをオススメします。

穴の大きさは3㎜前後が望ましいです。

私は、長さ50㎜の3㎜ドリル刃を使用しました。

電動ドリルを持たれていない方は、電動ドライバーとドリルのセットを購入しておけば、今後もDIYをする際に大きく役立ちますのでオススメです。

自分の使っている電動ドライバー&ドリルは3000円~4000円ほどで購入しました。

同じものは絶版になっているようなので似た商品を貼っておきます。

⑥シリコンコーキング(外壁用)

シリコンコーキングの画像

穴を開けた外壁から水が入り、外壁の木が腐食するのを防ぐために必須です

できれば、外壁に合った色+防カビ剤入りが望ましいです。

⑦下地探し

針の画像

外壁にビスを打つので柱の位置が重要になります。

柱がない場所にビスを打っても、最悪壁ごと剥がれてしまう恐れがあるために柱の位置を探る必要があります

柱の位置を探る方法は、家を建てたホームメーカーに聞いたり、下地センサーや下地針などを使用したり…と他にもありますが、センサーや針は基本的には家の内壁に有効なので、分厚い外壁のモルタル・サイディングには使用できないケースがほとんどです。

私は下地針を内壁に刺して家の中から柱の位置を探り、その場所に外から穴を開けました

(柱が入っていそうな家の角や窓の枠を狙って探りました。)

このやり方を推奨することはしませんが、付属されていたビスが長めだったために恐らく可能だと判断しました。

結果、しっかりと柱にビス止めが成功しました。

⑧脚立

脚立の画像

小型の脚立で大丈夫です。

私は、80㎝の脚立で問題なく作業できました。

蛇口の位置を200Lで使用する場合、架台を設置する事でタンクの位置が高くなると思います。

タンクの位置が高くなれば、切り取る雨どいの位置も高くなります。

脚立が無いと、切りたい部分に手が届かないケースがあるため用意しておいた方が無難です。

⑨結束バンド

結束バンドの画像
結束バンド使用の画像

雨どいからタンクまでが遠く、弛んでしまう場合に固定のために使用します

結束バンドは100均のもので十分です。

(写真のものは25㎝のLLサイズですが、もう少し小さくて十分です。)

アクアタワーの設置

二機目の画像

では、いよいよアクアタワーを設置していきましょう。

説明書通りにすれば簡単に取り付けできますが、わかりにくい部分・不安な部分はこの記事を参考にしてください。

①本体パーツ取り付け~架台の設置

まずは本体パーツを取り付けていきましょう。

本体パーツ取り付け

キャップの画像
キャップの画像2
蛇口の画像

タンク上部のキャップ、側面の150L部分の穴をキャップでしっかりと閉めます。

200L部分の穴に蛇口付きキャップをしっかりと取り付けます。

架台の設置

架台の画像

架台を設置します。私はコンクリートブロックで30㎝底上げしました。

200Lの穴に蛇口をつける場合は架台が無いと、蛇口が地面についてしまうので必ず設置してください。

隙間の画像

※注意
アクアタワーは満水時に全体が若干膨張します。

タンクを背面などを壁とぴったりくっつけるのではなく、5cmほど壁と隙間を開けておいてください。

②雨どい切り取り~集水器取り付け

では次に雨どいを切り取ります。思い切っていきましょう。

集水器の加工

集水器カットの画像

雨どいを切り取る前に、雨どいのサイズによって集水器もカットが必要です。

私の家の雨どいは丸縦型で、直径が60㎜なので写真の部分をカットする必要があります。

丸縦型で直径が55㎜の雨どいは集水器のカットは必要ありません。

角縦型で直径が60㎜の雨どいは写真の赤矢印部分の溝をカットします。

カットの画像

カット完了です。

基準線をマスキングテープで目印をつける

基準線の画像

タンク上部から垂直になるようにメジャーを伸ばし、マスキングテープで目印をつけましょう。

この目印が基準線になります。

この基準線はカットしません。

※注意
基準線を適当にしてしまうと、この後取り付ける集水器の位置がタンクに比べて上がりすぎ、または下がりすぎになってしまいます。

集水器の位置が上がりすぎると、満水時にオーバーフローしたり、
下がりすぎると、タンクに雨水がたまりにくくなります。

上部・下部切り取り位置を決める

目張りの画像

上部切り取り位置(上部開放位置)は先ほどの基準線より340㎜上になりますので、マスキングテープで目印をつけてください。

目張りの画像

下部切り取り位置(下部開放位置)もマスキングテープで目印を付けます。

私の家の雨どいは丸縦型で、直径が60㎜なので基準線より90㎜下に目印を付けます。

丸縦型で直径が55㎜の雨どいは、基準線より110㎜下に目印を付けます。

角縦型で直径が60㎜の雨どいは、基準線より70㎜下に目印を付けます。

上部・下部切り取り位置をカットする

雨どいカットの画像

先ほどマスキングテープで目印を付けた、上部・下部切り取り入り位置をカットします。

思い切ってゴリゴリ切りましょう。

カット後の画像

多少ならズレても大きく問題はありません。

綺麗にカットできた画像

カットした雨どいは念のため捨てずに置いておきましょう。

集水器取り付け

集水器取り付けの画像

カットした雨どい部分に集水器を取り付けます。

上部から差し込むと簡単に取り付けができます。

③ホース取り付け~外壁固定チェーン取り付け

ホースの画像

いよいよ最後のパートです。

もうすこし頑張りましょう!

ホースの取り付け

ホースカットの画像

集水器とアクアタワーをホースで繋ぎます。

ホースが長い場合はハサミでカットしましょう。

ホースが長すぎて弛むと、雨水が上手くタンクに溜まらないので弛みすぎないようにしましょう

ホースバンド取り付け

ホースボンドの取り付けの画像
ドライバーで締める画像

ホースバンドを付け、ドライバーで適度に閉めれば完成です。

完成の画像

外壁固定チェーン取り付け(柱探し)

下地針の画像

私は下地針を使用しました。外壁からは柱を探すのが難しかったので、内壁から柱を見つけました。

ハウスメーカーにもらった家の配置図を見つつ、恐らく腰窓などの枠には柱があると予想し針を刺しました。

無事柱を見つけたので、この部分の外壁にビスの穴を開けていきます。

もう片方の穴の位置は家の角にしました。(角には必ず柱があります)

外壁固定チェーン取り付け(ビス穴あけ)

説明書の画像
目印の画像

タンク上部から30cm下にチェーンを付けるため、マスキングテープでタンクに目印をつけておきます。

壁の画像
穴を開ける画像

3㎜ドリル刃で50㎜の穴を左右に2ヵ所開けます。

マスキングテープの目印より、ちょっぴり上が良いです。

外壁固定チェーン取り付け(ビス止め)

コーキングの画像
ビスの画像

先ほど穴を開けた場所にコーキングを施します。念のためビスにもぬりぬりしておきましょう。

面倒ですが、外壁に穴を開ける時は必ずコーキングをしてください

雨水が侵食し、最悪壁が腐ります。

ビスを閉める画像
完成の画像

ビスを閉め、チェーンをかければ完成です。

フックは左用・右用があるので間違えないように取り付けてください

隙間の画像

再々となりますが、チェーンはタンクを壁の隙間を取りながら設置してください。

終わりの画像

これで完成です。お疲れさまでした!

雨どいから遠い場合のタンクの設置方法

二機目の画像

私の家には2基アクアタワーを設置しています。

もう一基は雨どいの位置が悪く、タンクを設置したい場所と4mも離れていましたが、問題なく取り付け・タンクの使用ができておりますのでこちらも紹介しておきます。

まずは必要な長さの防藻ホースをご用意ください。私が使用したものを載せておきますので使ってみてください。

ホースの色も茶色なので庭になじんでGoodでした。

注意するべき2点

基本は先ほど記述したアクアタワー設置方法と変わりませんが、気を付けるべき2点のみ書いておきます。

①基準線の位置

遠い場合の画像

雨どいとタンクが遠くても必ず基準線はタンク上部の位置と合わせてください。

私は、メジャーを伸ばして2人がかりで基準線に目印をつけました。

②ホースの弛み

ホースの画像

ホースが長くなると必ずどこかが弛み、タンクへ上手く雨水が溜まらなくなります。

途中途中でホースを引っ掛け、できる限り弛まないようにしましょう。

タンク設置後は速やかに補助金申請へ

書類の画像

設置後は雨が降ればすぐに使える状態になりますので、雨を楽しみに待っていてください。

タンクを設置すると、補助金の次の申請ができるはずですので速やかに提出をお願いします。

なにか気になる点・質問等あれば是非コメントください。

雨水タンク【アクアタワー】の使用説明の動画を上げました。雨水タンクの水圧でも散水シャワーを使えるのか実験した内容も入っているので参考にしてみてください。↓

それではまた。

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