みりんを使う料理、例えば
『にくじゃが』、『ぶり』、『温泉卵のつゆ』etc…
を作る時に『本みりんがない!』となったことありませんか?
本みりんの値段が高いから、値段の安いみりん風調味料にしようとなっていませんか?
今回は実際に作って食べてみて、どのような違いがあるのか調べてみます。
3種類の方法を紹介


本みりんは代用できると言われている方法が3種類あります。
一度ネットとかで調べたことのある方は上記の方法で代用できると目にした事があると思います。
それが本当なのかを試してみるという記事です。
代用するのは料理酒ではなく日本酒なので注意です。
料理酒には食塩が含まれているので単純に出来上がりが若干辛くなります。
※日本酒の代わりに、辛みの弱い白ワインでもOKです。
本みりんとは

本みりんはもち米、米麹、焼酎を原料にして熟成し甘みを出したものです。
14%前後のアルコール、糖分が約40%が含まれています。
本みりんには次のような効果があります。
・食材に溶け込み甘みとコクを出す
・肉魚の臭みを消す
・照りを出す
・煮崩れを防ぐ
しかし、アルコールが入っているので火を入れる料理でないと使いづらかったり、未成年は購入できないというデメリットのようなものもあります。
今回調査するレシピ

今回は定番の『肉じゃが』で試していきます。
レシピは下記を使用します。
・男爵イモ 4個
・玉ねぎ 1個
・人参 1本
・ししとう 10本
・牛肉 250g
・ごま油 小さじ2
・水 350cc
・濃い口醤油 大さじ4
・本みりん 大さじ3
・酒 大さじ3
・砂糖 大さじ3
本みりんと代用のものとを作り比べてみます。
代用するものは、レシピ内の【本みりん】を下記に入れ替えて同じように作ります。
・みりん風調味料…大さじ3
・日本酒大さじ3+砂糖小さじ3
・日本酒大さじ3+ハチミツ小さじ1と1/2
食べ比べてみました。




(すみません、③・④にしし唐を入れ忘れました。)
写真ではわかりにくいですが
③日本酒+砂糖と
④日本酒+ハチミツは照りが弱いです。
②みりん風調味料は逆に照りが本みりんより強いです。
味について、代用品でも十分美味しかったのですが、比べて食べると本みりんの方が食材の芯までじっくりと味が浸透している印象を受けました。
他の代用しているものは、甘みが食材の表面のみコーティングしている印象を受けました。
代用の3種は、それぞれ味に差はないように感じました。
検証結果
・本みりんは代用できる。しかし本みりんの料理に食べなれている方は恐らく気づきます。
・代用はできるが、やはり比べると本みりんを使った肉じゃがの方が美味しいです。
以上の結果でした。
いつもみりん風調味料を購入している方は、本みりんの方が100円ほど高いだけなので購入したことのない方はぜひ一度試してみてください。
以上です。